日本ビール党の部屋

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大倉句会 トキワ荘吟行

1月28日の土曜日は、大倉句会のトキワ荘吟行に参加した。

君はトキワ荘を知っているか?
昭和の頃に豊島区椎名町(現南長崎)にあった木造二階建てのアパート。
手塚治虫、藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫などの後の著名漫画家が若手時代に暮らしていたところで、マンガの聖地とも呼ばれる。
1982年に老朽化により解体・建替えされ、その後バブル期に地上げにより更地となり、現在跡地は出版社の社屋となっている。
豊島区は2020年、近くの公園内に復元施設「トキワ荘マンガミュージアム」を開設。

今回はこのトキワ荘をめぐるモロモロを巡り、ついでに絵つながりってことで近くにある画家のアトリエだったところを巡るという吟行だ。

世話役のI斗氏から事前に配られた資料によると、当時若手漫画家たちが出前をとったり店に行ったりと頻繁に利用していた中華料理店松葉は現在も営業しているらしい。
食べてみたくなったので、早めに現地に行って訪店。
マンガの聖地の緊張感ただよう店かと思ったらとってもゆるい地元の街中華的雰囲気で、片隅では地元のお兄さんたち数名がこんな時間からビールやチューハイで宴会状態となっている。
私は隅の席でシンプルにラーメンを。
昭和チックな東京ラーメン、懐かしい美味しさでお値段600円だったかな。
ラーメンのあとは近くにあったトキワ荘マンガステーションで懐かしのブラックジャックでしばしの読書タイム。この施設ではトキワ荘ゆかりの書籍を無料で読むことができる。50分入替制。

集合時刻の午後一時にみんなと合流、今日もO師の指示は10句出し。
まずはメインのトキワ荘マンガミュージアムを見学後、
 あけぼの湯跡(漫画家たちも通った銭湯があったところ)、
 トキワ荘跡地碑(印刷会社敷地の片隅にモニュメントがある)、
 ラーメンの松葉(外から見るだけ)、 
 昭和レトロ館(古いマーケット(昭和の頃よく見かけた、複数店舗が入った小規模建築)を保存改装して、昭和の部屋再現やかつての池袋のジオラマなどが楽しめる)、
  紫雲荘(赤塚不二夫がトキワ荘が手狭になって事務所を構えたアパート、現存している、外から見るだけ)、
  トキワ荘通りお休み処(古い商店を保存したお休み処、漫画家の部屋の復元展示などあり)
と巡り、ここから急に雰囲気が変わって佐伯祐三アトリエ記念館、中村彜アトリエ記念館をめぐって、目白駅近くのファミレスで作句の時間。
その後居酒屋はごろもに場所を移しての句会宴会となる。

トキワ荘マンガミュージアムは、部屋の様子を良い感じに復元していて、なかなか面白い。
でもほんとは復元じゃなくって実物をなんとか保存できなかったのかな、というのが何となくちょっと残念感がある。
大切なものは、無くなってしまってからその価値に気づくものなのかな。


◆松葉 豊島区南長崎3-4-11 PINE LEAF 1F 03-3951-8394

◆トキワ荘マンガステーション 豊島区南長崎2-3-3  

◆トキワ荘マンガミュージアム 豊島区南長崎3-9-22 03-6912-7706

◆トキワ荘通り昭和レトロ館 豊島区南長崎3丁目4番10号 03-3565-6991

◆トキワ荘通りお休みどころ 豊島区南長崎2-3-2 
 
◆中村彜(つね)アトリエ記念館 新宿区下落合3-5-7 03-5906-5671
 
◆佐伯祐三アトリエ記念館 新宿区中落合2-4-21 03-5988-0091
 
◆はごろも 豊島区目白3-13-23 1F 03-5906-5233


~ 今日の俳句 ~
 パリの夢見しアトリエに悴める
 着ぶくれて巡るマンガの聖地かな
 悴むやマンガ家住みし四畳半
 錆の浮く外階段の手すり冱つ
 汁残るどんぶり重ね春近し
 寒木瓜の空透きとほるほどの白
 アトリエに広き天窓日脚伸ぶ
 外套のままに箸割るラーメン屋


かつての若き漫画家たちの愛したラーメン店
トキワ通り界隈散策

トッピングは豪華になったけれど、スープは昔と同じレシピとか
トキワ通り界隈散策

ここでは無料でマンガが読める
トキワ通り界隈散策


公園の一角にあるトキワ荘マンガミュージアム
トキワ通り界隈散策

台所やトイレも忠実に再現されている
夏場には奥の流し台で漫画家が行水をしていた逸話も
トキワ通り界隈散策

本人がご存命でインタビューできた人の居室は再現されている
トキワ通り界隈散策

窓の外の景色もレトロだけど、実は絵
トキワ通り界隈散策

火鉢とか座布団カバーとかなかなか芸が細かい
トキワ通り界隈散策


トキワ荘跡地の出版社の社屋の片隅にあるモニュメント
トキワ通り界隈散策


昭和レトロ館
トキワ通り界隈散策

トキワ荘通りお休み所
トキワ通り界隈散策

お休み所二階にも漫画家の部屋が再現されていて間近で見られる
トキワ通り界隈散策

積み上げられたラーメンの丼がリアル
トキワ通り界隈散策

このあとアトリエ館をふたつめぐった
写真は佐伯祐三アトリエ記念館
4月2日まで東京ステーションギャラリーで回顧展中
佐伯祐三アトリエ記念館


ファミレスで作句の時間
ファミレス


そして句会宴会、おつかれさまの乾杯!
目白 あけぼの

メインは鍋、最後に麺で〆る
目白 あけぼの

炙りかたくちいわし
目白 あけぼの

おしんこ盛り合わせ
目白 あけぼの

なんかもっと色々食べたけど、句会が忙しくて写真はこれだけ


〈お花見tomo君〉
日曜日は見沼にお花見吟行、はい、きっぱり雨でした。
でもまあ、俳句作るには雨もまた良し。

〈裏tomo君〉
夜になったら雨も上がって、調子に乗ってハシゴしてたみたいね。


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コメント

No title

> でもほんとは復元じゃなくって実物をなんとか保存できなかったのかな、というのが何となくちょっと残念感がある。

後に天下を取る有名漫画家たちの若き日の梁山泊、てのは大袈裟かもしれんけどそういう場所ですよね。まぁ今でこそ観光資源にしてるけど、当時の東京都や豊島区やそれこそ地域の人がそこまで思いに至ったかいうたら、なかなかそうはならへんでしょうね〜
_φ( ̄ー ̄ )

No title

トキワ荘は昭和の戦後がそのまま残されている空間です。
じっくり見ているとその子のの世界に引き込まれた気分になれます・・・。

No title

まさにこのへんの漫画家の作品を読んで育った世代なので、感慨深いです。

このラーメンが、いつも小池さんが食べているラーメンのモデルなんですね。
今も常連さんでにぎわっているようでなによりです。

No title

ちょっと前の朝ドラ「ひよっこ」にこんな感じのアパートと漫画家が出てきたよね~
この日の吟行は寒かったのかな?って想像しました♪

No title

こんな時間からビールやチューハイで宴会状態〜
私もよく見ます( ゚д゚)

No title

食べた後のラーメンの丼がいいですね。

No title

町中華にハマりかけているのでここ、行ってみたいです〜(^o^)丿

takさん、

取り壊し前の段階でもはとバスが来たりしていたとの証言もあり、その価値に気づいていた人はいたけど、多くの人は保存するほどのものとは認識していなかったのかもしれないですね。
でも、復元施設のミュージアムも十分楽しいです。

ティコティコさん、

こういうアパート、今はもうほとんどなくなってしまったんでしょうが、本当にリアルに再現されていました。

てつあんさん、

小池さんのモデルになった方がいたらしいですが、松葉のラーメンが大好きだった藤子不二雄さんの姿も投影されている、とも言われているそうです。
今もそのラーメンが食べられるというのが、嬉しく思いました。

如月さん、

あの頃のまだ売れる前や売れ始めた漫画家の典型的な生活ぶりだったのかもしれないね。
1月も末、寒さの底の頃だよね。

小太郎さん、

土曜日の昼前(お店は11時開店)、これからみんなでどこかに行く前だったみたいで、最後にそれぞれ麺やチャーハンなどを食べて私が食べ終わる前に会計して去っていきました。

ナブーさん、

おつゆや麺の切れ端の微妙な残りっぷりがリアルですよね。

猿君、

伝説のお店なので、普通の地元のお客さんとは別に、ここを目指して来たっぽいお客さんも結構入ってました。
お店が続いているうちに、ぜひ一度行ってみてください。

No title

池袋周辺といい、豊島区は最近芸術付いてますね。

kazubon、

肝心のトキワ荘はなくなっちゃったけど、古い小さな店が並んでいた商店街の廃業するお店を関連施設として残そうとしてるみたいです。

No title

トキワ荘マンガミュージアムは、是非一度行ってみたい場所です。
かなり再現度が高いようですね。
親父の青春時代が、こんな感じだったんだろうなぁ~と
感慨深いモノを覚えます。

おんだなみさん、

私も以前テレビで見て、ぜひ一度行ってみたいなと思っていました。
細かいところにもこだわっている感じでなかなか良いです。
ミュージアムは入場料がかかりましたが、その他の施設は入場無料で楽しめました。

No title

昨日近くの寺に吟行に来られた句会の方々のガイドをしました。普段と違うことを聞かれるかと思いいろいろ予習したのですが説明が良くないせいか反応が薄く少し肩透かしでした。ガイドもプレゼンテーションであるということに気がつき足りない部分を自覚した日でありました。

林太郎さん、

私たちだったら吟行中は俳句のネタを探しているので、
・面白い言い伝え
・俳句とのかかわり(芭蕉が○○年にここに来た、とかいう感じの)
・お寺だったら、著名な人のお墓とか
・その季節の季語になる花や鳥
あと、ご自身のことを何か具体的に話してくれると、ガイドさんをネタにする人もいるかもしれません。まあ、吟行メンバーにもよるんでしょうね。
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Author : tomo日本ビール党の部屋

Yahoo!ブログから引っ越してきました。
飲み歩き、食べ歩き、家ごはん、趣味の俳句関係、ちょっぴりゴルフ、その他もろもろの日常をだらだらとアップしていきます。

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