10月19日の木曜日は、大倉句会有志でべったら市吟行へ行った。
べったら市とは毎年10月19日夜に宝田恵比寿神社を中心とした日本橋本町・大伝馬町と椙森神社を中心とした堀留町・人形町近辺で開かれている江戸時代中期から続く市。元々は20日の恵比寿講の前日にお供えやおもてなし準備の買い物をするための市だったのが、べったら漬が良く売れるのでべったら市と呼ばれるようになり、近年は周辺のビジネスパーソンや観光客も集まるイベントになっている。今年は週末に当たるため、さらに人出が多かったのかも。
ちなみにべったら漬は、干さないフレッシュな大根を塩押しして、砂糖や水飴と米麹で本漬けにしたもの。ベタベタしているのを若い衆が縄に結んで振り回して「べったりつくぞ」とはやし立てながら可愛い女の子の着物の袖に付けたりしてからかったことから、べったら漬の名がついた。徳川慶喜や昭和天皇もこよなく愛した味なんだとか。
三越新館入り口で参加者10人が集合し、O師からはいつもの10句出しの指示。
まずは日本橋の東京市道路原票や富山物産館をうろつく。富山物産館は新米シーズン、稲架のディスプレイが窓際に並ぶ。富山産の日本酒を物欲しそうに見ている参加者に案内人のI斗氏は、利き酒は後で別のところでやりますからと急き立てる。
日銀貨幣博物館でお金の歴史をじっくり学んでから、三越本店屋上の三囲神社(ミメグリジンジャ)へ。この屋上、夏に俳句ナカマ女子でBBQに来たビアガーデンがあったところだけど、オフシーズンの今はビアガーデンは営業していない。
更に向かいの奈良の物産館へ。ここではワンコインで地酒3種を飲み比べできる利き酒セットがあり、参加者は相次いでお酒を注いでもらってイートイン(ドリンクイン?)コーナーへ。オーダーが集中して、継ぎ手のお姉さんもパニック状態となる。
みんなが腰を落ち着けてさらに飲みたそうにしていると、またもI斗氏に急き立てられて、再開発で見違えるように整備された福徳神社、薬祖神社を経て、いよいよメインイベントのべったら市へ。
様々な飲食店や地元の商店が出している屋台が並び、射的やくじ引きも健在だ。
ここで集合時間と場所を決めて、一旦自由行動となる。
私は宝田恵比寿神社をお参りしてから、屋台を冷やかしてまわる。
おっと、エネルギーチャージのため、ビールをね。
左党の私としては、甘くてベタベタしているべったら漬はどうも好みじゃないので、まあ市の雰囲気を楽しめばいいかなと思っていたんだけど、ずらりと並ぶべったら漬けの屋台を見ていると、これを買わなきゃ参加したことにならないような気分になって、新高屋さんの屋台でべったら漬、葉っぱの塩漬け、赤かぶ漬を購入してしまう。
途中俳句友達のJ子さんがお友達と来ているのに遭遇して合流をお誘いするも、お友達は俳句を嗜まないとのことで、合流かなわず。
<裏tomo君>
どさくさにまぎれてJ子さんが食べてた肉まん奪い取ってたね。
その後カフェでしばしの句作の時間のあと、居酒屋大穴にて句会宴会となる。
この大穴って言う店名、競馬にゆかりのお店じゃなくて「ダイアナ」と読むらしい、むむ、アメリカンな店なのか。
と思ったら、ビールや日本酒やハムカツやポテサラのある、いたってジャパニーズな居酒屋。
みんな次第に勢いづいて、予想以上に飲みが進む。
ちなみにこの日おひささんが所用で欠席のため、幹事役のI斗氏は飲み放題じゃないアラカルトでの注文にしていたけれど、他のメンバーもみんな実力豊富、結果的に飲み放題にすればよかった、とぼやいてたみたい。大倉句会の実力、甘く見てはいけないのだよ。
散々飲んで解散の丁度その時、この日はお仕事で参加できなかったYNさんから、お仕事が終わったから合流したいとの連絡。
YNさんと落ち合って精鋭たちはさらにもう一軒大金星へ、日本橋の夜はまだまだ続くのであった♪
◆酒場大穴(ダイアナ) 人形町店 中央区日本橋人形町1-18-12 日土地人形町ビル B1F 03-3664-7730
◆大金星(ダイキンボシ) 人形町店 中央区日本橋人形町2丁目11−3 03-6206-2948
~ 今日の俳句 ~
店未だ見えずべつたら市匂ふ
身に入むや古き硬貨に竜の紋
日本橋に物産館の稲架匂ふ
日銀を囲みて桜紅葉かな
家苞提げべつたら市の人となる
秋風や父の手の添ふ子の射的
三越の屋上神社新松子
街にゐて旅人となる今年酒
<解説tomo君>
稲架~はざ、イネなどを刈り取り束ねたものを天日に干すための木組み、中秋の季語
家苞~いえづと、我が家へのおみやげのこと
新松子~しんちぢり、今年できたばかりの未熟な松ぼっくり、鱗片がまだ隙間なくついている
翌日、早速買ってきたべったら漬を切って試しに食べてみたら、ほんのりした甘さで塩分抑え目で美味しくて、意外にもバリバリがとまらなくなる。ビールにはやや無理があるけど、日本酒にはかなり合うみたい。
日本橋の道標、なぜか風呂敷で包まれている。
富山物産館には、稲架や稲俵が。
街角には新そばの幟、俳句のネタになりそうなものは要チェックだ。
三越のライオンさんも風呂敷包みを抱えてる、何かふろしきのイベントなんだね。
三越本店屋上の神社。
奈良物産館では、利き酒セットを。
菊の花の展示が行われていたけど、花より酒のメンバーたち。
そしていよいよべったら市。
カフェで俳句を整えて、居酒屋大穴にて句会宴会となる。
お疲れさまの、乾杯!
ポテサラ、濃厚でナイスな味。
厚切りのハムカツ、でも個人的には薄切りが好きなの。
焼き鳥盛り合わせ。
そして精鋭たちは、大金星へ。
ミートドリア、だったかな。
翌日、べったら漬けを美味しくいただく。
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10月17日の木曜日は、銀漢句会に参加した。
所属俳句結社に色々ある句会の中で、最古の歴史があるらしい。
そもそも、俳句結社が出来る前からやってた句会なんだとか。
遠方の手練れの俳人からの投句参加も多くて、いつも苦戦する句会でもある。
<裏tomo君>
いつもどの句会も苦戦してるんじゃない?
兼題は晩秋、烏瓜、渡り鳥、当季雑詠の五句出し。
句会は神保町の公共施設の会議室でまじめに行う。
そして終わった後は銀漢亭へ。
銀漢句会はあまり飲まない人や俳句ファーストの方も多いので、私が参加している他の句会に比べると反省会の参加率はやや低め。
でも、俳句の話題が多く、俳句指導担当のYS氏のお話も聞けるのが楽しい会なんだな。
<季語tomo君>
渡り鳥~渡り鳥には日本で夏を過ごすもの、日本で冬を過ごすもの、旅の途中で日本を通り過ぎるものがあるけれど、俳句では日本で冬を過ごすために渡ってくる鳥のことで、秋の季語。
◆銀漢亭(ギンカンテイ) 千代田区神田神保町2-20 1F 03-3264-7107
キャッシュオンデリバリーの立ち飲みダイニングバー、俳句関係者多いけど、一般のお客さんも歓迎。
~ 今日の俳句 ~
鳥渡る湖畔に鳥の絵看板
ファスナーで締める紐靴秋愉し
晩秋の畑に染み入る日の温み
車輪一つ取れし玩具や秋深む
秋の日は釣瓶落とし、この日はすっかり暗い銀漢亭の前を素通りして句会場へ。
そして句会を終えて再び銀漢亭へ。暖かい汁物が美味しい季節、大鍋の豚汁が大人気。
その他大皿料理も色々。
<裏tomo君>
この日のスタッフKちゃんだったよね、ちゃんと写真撮らんかい!
Category 5 super typhoon、台風19号Hagibisが首都圏を直撃した翌日の10月13日。
東京は朝からまさに台風一過と言う感じの晴天だ。
でもその爪痕は大きく、朝はほとんどの電車が計画運休となり、家でテレビが伝える被害の状況にただ茫然とするばかり。
北陸新幹線は千曲川の決壊により車両基地が水没して、新幹線が肩まで(と言う表現で良いのか)水に浸かった映像が衝撃的だった。信号系統などの被害もあり当面運休で再開のめどはたっていないと言う。(その後10月25日に運転を再開)
そう言えば、金曜日に一緒に上海蟹を食べたおひささんが、計画運休直前の新幹線で能登方面に帰省すると言ってたけどどうしたのかな・・・
と聞いてみたら、金沢までは行けるもののその先が運休だったため帰省は断念したらしい。
ってことは、たぶん暇だなと思いお誘いしてみると、暇だと言う。めでたく組閣成立。
早い時間からキリンシティで飲もうかと思ったら、この日のキリンシティは開店時刻繰り下げで17時までやってないので、早くからやっている新宿のミュンヘンへ。
都内の電車運行状況も、夕方も近づいたころにはほぼ順調みたいだ。
ハルチカ地下にもぐりこみ、ミュンヘンのおすすめビールを片っ端から飲む。
でもこの日はラグビーワールドカップの日本対スコットランド戦の日なんで、お互い家に帰ってテレビ観戦するため、さくっと解散。
そう言えばワールドカップ、いよいよ明日(というか、もう今日か)決勝戦だね。
日本のラグビーファンを桁違いに増やしたワールドカップ、終わってしまうのはちょっと寂しいな。
Little Glee MonsterのECHOもすっかり耳になじんだのにね。
◆ミュンヘン 新宿店 新宿区西新宿1丁目5−1 ハルチカ地下3階 03-3342-5660
一足先に到着していたおひささんと無事合流して、乾杯!
ビールとソーセージは切っても切れぬ仲。ザワークラウトもお忘れなくね。
おすすめメニューのビールを端から頼んでいく。
それぞれに美味しい。
日本の健闘を祈って、乾杯!
この記事を書くのはどうも気が引ける。
「ちっ、自分ばっかり美味しいもの食べて自慢しやがって」と、読んだ人の反感を買う可能性が高いからだ。
でも今年も書いちゃうもんね♪
<裏tomo君>
食べたもの自慢って、割とSNSで嫌われるパターンなんじゃない?
10月11日の金曜日は、中華美食の案内人でもある俳句ナカマFOさんの企画で、シーズン始まったばかりの上海蟹を食べに、「神田雲林(ユンリン)」に行ってきた。
ところでこの翌日の12日は台風の直撃が予報され、鉄道各社などからは計画運休が発表されていた。そんな中でおいしいものなんか食べに行っている場合かとも思うけど、私たちが美味しいものを食べても食べなくても台風の進路に影響を与えることはできなそうなので、予定通り決行する。
参加者はFOさんのご夫君以外はみんな俳句ナカマの総勢6名。
このお店はとっても上質なお料理を、超高級店に比べればかなりリーズナブルに食べられるところだ。
まずは本日の獲物、これから姿蒸しにされる上海蟹さんたちがご挨拶にやってくる。
見れば、まだ生きて動いているようだ。でもこの蟹さんは挨拶が済むとキッチンに引っ込み、次に登場するときは蒸しあがった赤いお姿でお皿に乗っているのだ。
アミューズで店名が記されたモナカが出る。
モナカと言っても中身は餡子でもアイスでもなく、フォアグラと胡桃飴だき。
ついつい蓋を開けて中身を確認してから、ふたたび蓋をしていただく。
お料理詳細はなるべく写真を撮っといたので載せておくけど、やっぱり年に一度は食べたい上海蟹コースなんだな。
こうして例年通りたっぷり食べて帰路につく。
そして翌日の土曜日は台風情報におびえつつ家に籠城してストックの食糧とビールで過ごしたのであった。
<裏tomo君>
たらふく飲んで食べて翌日はゴロゴロ、典型的な不健康に太るパターンだよね。
お店外観、この階段を上った2階ね。
入り口のドアの取っ手に、店主のフカヒレ愛が感じられる。
先に到着した3人で、乾杯!
やっと全員揃う。
上海蟹タワー、生きてる。
反対側から。
チャイニーズモナカ。
中のアップはこんな感じ、フォアグラと胡桃が意外と合う。
蟹みそ入りショーロンポー、香ばしい海老の焼いたのがついてた。
酔っ払い上海蟹(メス)、濃厚なミソのねっとり感がたまんない。
本日のお任せ前菜、蝦夷鮑、ゆで落花生(おおまさり)、その他いろいろ。
ビールの後は紹興酒。
フカヒレ姿煮、上海蟹みそ添え。上海風のフカヒレ煮込みに濃厚な蟹みそを絡めていただく。
陽澄湖産活き上海蟹の姿蒸し(オス)、最初に出てきた蟹タワーの変わり果てたお姿。
でも、これまた味噌がたまんない。
タイラギ貝と海老と金華ハムの炒め物、タイラギ貝の貝殻に盛られてる。
黒毛和牛すね肉の柔らか煮、色々なキノコと共に。
味変用に何やら辛いソースが添えられてる。
〆は細切りマコモダケ入りあっさり塩タンメン。
デザートは、中国茶のプリン、カボチャ入りのミニ月餅、ハチミツヨーグルト。
本日はKCM(句会コネクトメソッド、句会の記事が多すぎるのでいくつかくっつけて一つの記事にする手法。尚、コネクトメソッドは猿吉君ブログインスパイア)でお届け。
10月9日の水曜日は、銀漢亭で年4回超結社で行われるOh!句会のうちの一つ、Oh!月見句会が行われた。
この日は幹事としてお手伝いのため、早めに銀漢亭に到着して、どさくさに紛れてビールなど飲みながら準備を進める。
Oh!花見句会、Oh!納涼句会、Oh!つごもり句会は、いずれも週末の休日に昼過ぎから行い、句会も兼題、席題で3回くらいやるんだけど、Oh!月見句会は平日夜の開催で、句会も一回だけ。
今回の兼題は「月」で三句出し、「つき」の詠み込み(「つき」という読みが入っている当季雑詠)も可となっている。
Oh!句会の特徴は、大量の差し入れ。特に美味しい酒・ワインが多い。
従って、ついつい飲みすぎる。
翌10月10日は、極句会。
所属俳句結社の宴会で活躍する人々を中心に結成された句会だけど、いつのまにか38回目、3年以上経ってるんだね。
今月の兼題は、小鳥来る、末枯、当季雑詠の四句出し。
前日の句会用に作ったけれど出してなかった月の句も動員して、何とか四句揃える。
こうして色々句会をこなしているうちに、どんどん10月も過ぎていくのであった。
◆銀漢亭(ギンカンテイ) 千代田区神田神保町2-20 1F 03-3264-7107
キャッシュオンデリバリーの立ち飲みダイニングバー、俳句関係者多いけど、一般のお客さんも歓迎。
~ 今日の俳句×2回分 ~
Oh!月見句会
月更くる空に無人の観覧車
胸騒ぎの腰つきのまま捨て案山子
極句会
解体のビルに名残の月かかる
透き通りさうな指先月の客
子のゐないちびつこひろば小鳥来る
<裏tomo君>
胸騒ぎの腰つきのまま捨て案山子…サザンじゃあるまいしねぇ。
<表>
いちおう、腰つきのとこが「つき」詠み込み、捨て案山子が季語ってことで許してほしい。
Oh!句会の日は、準備のために早めに到着。まだ明るいね。
差し入れ歓迎の超結社句会、様々な差し入れが掲示される。
翌日の極句会、夕刻の外観はすでに暗い。
始まる前に、ハッピーアワーの生ビールでエネルギーチャージ。
新作、マグロの刺身にとんぶりとイクラをまぶしたもの、激旨。
ヘルシーに高野豆腐と切干大根の煮物。
句会を終わって、乾杯!
茄子ピーマン炒め。
鶏焼きには付け合わせの野菜たっぷり。
牛すじ煮込み。
信州帰りの方からの差し入れ、美味しかった。
この日のスタッフはKちゃんだよ。
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